(お忘れかもしれませんが、6月の中頃に台湾へ行ってきたのですよ)
取り敢えず街へ出て、飯を食いながら今日の夜と明日の予定を決めよう、と言ったホテルを出たホテルを出たものの、いい大人が三人、一心不乱に屋台飯に食いつき、腹一杯になって何も考えられなくなるとか。
K「あれ?これからどこ行くか、食いながら決めるんじゃなかったっけ?」
とりあえず、夜になったら士林の夜市へ行こう。
九份(I君おすすめ)へは明日。
それだけ決めた。
夜までにはまだ、3時間くらいある。
ガイドブックで見た、問屋街の街並みが気になっていたので、腹ごなしに歩いて向かう。
台北駅付近と人の多さは変わらない。
けど色彩が違う。
駅前と比べると、くすんでいてどこかノスタルジー。
大きな人混みが見えた。
皆、ほとんど身動きもせず、じっと同じ方向を見ている。
ジャーーンジャーーンジャーンジャンジャンジャン!
派手な鳴物の後に、独特の抑揚で女性の声が響き渡る。
我々三人は、屋外にじっと立っているだけで、毛穴という毛穴から汗が吹き出してくる暑さと湿気。
演劇を見ている人達は、私語も全く無く微動だにしない。
汗を拭く動作とか、顔を扇ぐ様子さえも見られない。
歩道は狭い。
歩道に面した商店、自分のところの商品を、これでもかと歩道に並べているからだ。
飲食店なら、テーブルと椅子が。
必然、車道にはみ出して歩くことになる。
そのうち私たちも、現地の人の様に、行き交う車の隙を突いて道路を渡るようになった。
三食車輪焼き、という看板に惹かれて屋台の前で立ち止まると、おばちゃんが流暢な日本語で客引きを始める。
店「イラッシャイ!オイシイヨー!」
私「Kさん。これ、見たまんま今川焼だよね?(笑)」
K「俺、甘いもんやめておくかなー。」
店「!ダイジョブ!アズキ、アンマリ甘クナイヨ!」
私「甘くないんだって(笑)オススメなに?」
店「バタークリーム!(ドヤ顔)」
ちょっと小腹を埋めますか、と二つ買った。
バタークリームは、ぼそぼそのカスタードクリーム。
アズキは…、ホントに甘くなかった。とことん甘くなかった。
いや、ほんとビックリするくらい。
砂糖入れるのを忘れた粒あん。
この今川焼が曲者だった。
腹の中で、膨れること膨れること!
ちょっと小腹を埋めるだけのつもりだったのに、軒を貸して母屋を取られた気分だ。
この今川焼を消化する為に、蒸し暑い中を余計に歩くことになったのだった。
【PENTAX K-5 + SIGMA 30mm F1.4 EX DC】




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